男の恋愛コラム

結婚できる条件は?法律に規定されている婚姻の要件

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結婚に必要な条件について、考えたことはありますか?

  • 性格
  • 年齢
  • 働き方

ともに生活を営むパートナーとして、どんな人を選びたいかを考えたことは誰しも一度はあるのではないかと思います。

しかし、結婚に必要な条件というのはそういうものだけではありません。
法律にも、結婚のルールが書かれています。

 

必要な条件のことを、法律の世界では「要件」と言います。
結婚に必要な条件、つまり「婚姻の要件」について規定されているのは民法の第731条から741条まで。以下がその中身です。

 

民法

実質的要件
 (1)婚姻適齢(731条)
 (2)重婚の禁止(732条)
 (3)再婚禁止期間(733条)

 

形式的要件
 (4)婚姻の届出(739条)
 (5)婚姻の受理(740条)

 

※注意事項※
このサイトでは、法律の知識がゼロの人にも理解できるシンプルな文章を目指しています。そのため専門的な観点から見ると細かな点で説明不足が見られたり、言葉の使い方が厳密には異なる部分などがあります。専門性に欠ける部分についてはご了承ください。

 

実質的要件の内容

実質的要件とは、実際に状況として整ってないといけない条件のことです。
これらの条件を満たしていないと、たとえ書類をきちんと提出しても婚姻を正式にすることはできません。

 

民法

(婚姻適齢)
第731条 男は、18歳に、女は、16歳にならなければ、婚姻をすることができない。

(重婚の禁止)
第732条 配偶者のある者は、重ねて婚姻をすることができない

最も代表的なのはこの2つのルールです。
年齢についての規定は知っている人も多いでしょう。

第732条の「重婚」というのは、もう既に結婚をしている(夫または妻がいる)人は、別の人と結婚することはできませんという規定です。
たとえそれが離婚の手続きをしている最中だったとしても、まだ離婚が成立していない(まだ戸籍が一緒、法律上は夫婦である)ならば、新しいパートナーと結婚(入籍)することはできません。

次の要件は、女性特有のルールです。

 

民法

(再婚禁止期間)
第733条 女は、前婚の解消又は取消しの日から6箇月を経過した後でなければ、再婚をすることができない。
2 女が前婚の解消又は取消しの前から懐胎していた場合には、その出産の日から、前項の規定を適用しない。

女性は、子どもを妊娠・出産するという役割を性別上担っています。
親同士のトラブルのせいで、そのトラブルには全く関係のない子どもが振り回され、法的身分が不安定になってしまうのを防ぐための法律です。
離婚した日から6か月待たないと再婚することはできないというのは、6か月待てば確実に妊娠しているか・していないかがハッキリと分かるからです。

 

このほかにも、細かな実質的要件があります。
ざっくりとご紹介すると、

第734条~736条には
「近親者(血のつながりがある家族)とは結婚することができない」
第737条には
「未成年者が結婚するときは、父母の同意が必要」

というルールが定められています。

 

 

形式的要件の内容

形式的要件とは、手続き上のルールのことです。
書類の内容が間違っていたり、提出する場所が違っていたら当然ですが婚姻は成立しません。

 

民法

(婚姻の届出)
第739条 婚姻は、戸籍法(昭和22年法律第224号)の定めるところにより届け出ることによって、その効力を生ずる。
2 前項の届出は、当事者双方及び成年の証人2人以上が署名した書面で、又はこれらの者から口頭で、しなければならない。

739条1項では
届け出をしないと婚姻は成立しませんと言いつつ、
「細かいことは戸籍法見てね」としています。
つまり、戸籍法のルールに従って婚姻届けを出してくださいということです。

 

また、739条2項の
「当事者双方及び成年の証人2人以上が署名した書面で」
という点については、婚姻届けの形式にきちんと反映されています

婚姻届けには、結婚をする2人が記入する欄のほかに、結婚の証人になってくれる当事者以外のサインを書いてもらう欄が2人分あります
ここにちゃんと誰かからサインをもらわないと正式な書類として認めてもらえません。

一般的には両家の親からサインをもらうことが多いようですが、絶対に親からのサインでなければならないというわけではないので友人や恩師からでも大丈夫です。

 

民法

(婚姻の届出の受理)
第740条 婚姻の届出は、その婚姻が第731条から第737条まで及び前条第2項の規定その他の法令の規定に違反しないことを認めた後でなければ、受理することができない

740条では、実質的条件のところで紹介したような条件にきちんと当てはまっていることが確認できないと受理(結婚を受け付けること)ができませんと言っています。

たとえば、役所に提出した後に実はもうすでに結婚している別の人がいることが戸籍から分かった場合、これは「重婚の禁止(732条)」に違反しているということになるので婚姻届けを受理してもらえません。

 

まとめ

いかがでしたか?
聞いたことはある、知っている。
けれど「法律の条文までは見たことが無かった」という人がほとんどなのではないでしょうか。

このように法律には、私たちに身近な生活のルール、手続きのルールが数多く書かれています。そしてこれらの規定に従って、社会は動いています。

  • これから結婚をする予定のある方
  • 現在婚活中の方
  • 既に結婚をされている方

結婚に関する法律はたくさんあります。
自分に関係のあるものだけでも、一度その内容を知っておくと良いでしょう。

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